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2019.09.18
<セミナーレポート>事例から学ぶ、データを活用したマーケティングの構想・実行計画とは
2019年8月に、弊社PAAM事業主催セミナー「膨大なデータから意思決定の糸口をつかむ~CDPによるデータ統合と利活用」を開催いたしました。
今回はそのイベントレポートをお届けします。(セミナーのリリースはこちら)
SpeeeのPAAM(Predictive analytics and marketing)事業では、CDPを活用したマーケティングの意思決定をご支援しています。
様々なお客様に接してきた知見から、まず取り組みべきこととして「構想を描くこと」をあげ、横浜マリノス株式会社様との取り組みの事例をとともに、構想とはなにか、さらに実行計画とはなにかをご紹介しました。
- 1. 来場者の課題
- 2. 事例紹介~来場者予測とデータ統合による顧客理解~
- 3. 構想と実行計画について
- 4. 懇親会
- 5. ご参加いただいた皆様の声
1. 来場者の課題
来場者の方々には、事前に課題に感じられていることについてアンケートにお答えいただきました。最も多かったのは「他社の事例が知りたい」というものでした。そのほかどんなデータをつなげばよいのか、どんな分析を行えばよいのか、また、活用にいたるまでのステップや、必要なスキルセットなど、様々な課題をお持ちです。
また、CDPの導入に関しては、未導入で情報収集を行っている方が53%、まだCDPの導入は検討していないという方が40%でした。
2. 事例紹介~来場者予測とデータ統合による顧客理解~
まずはアンケートでも最も回答として多かった「他社の成功事例が知りたい」にお答えすべく、横浜マリノス株式会社様とのお取り組みをたっぷりとご紹介しました。
▼ご紹介内容
- CDPで統合したデータ
- 予測モデルと実際の来場者数の比較
- プロジェクト全体のプロセス
- 機械学習を用いた分析の過程・方法
- プロジェクトの体制
主に来場者の方々の注目を集めたのは、分析の過程で、WEBのアクセスログを元にクラスタリングを行った後に、来場時の同伴者や接触チャネル、来場の動機といった定性データをつきあわせ、深い顧客理解を行ったという内容でした。その後のご質問やアンケートでも、この結果を出すまでの期間や、分析方法などを知りたいという声が上がりました。
抽象的でわかりにくいデータ活用について、図解をふんだんに使用しご説明しました。
3. 構想と実行計画について
事例紹介を通して具体的なステップについてイメージをつけていただいたところで、データを活用したマーケティングを実現するために必要な、構想と実行計画を立てるためのフレームワークやノウハウについてお話しました。
PAAMでは構想フェーズはAs is To be の整理、データのアウトプットとインプットの定義という2つの段階があると考えており、データ活用の例や必要なデータの考え方などのポイントをご紹介。
実行計画については、一般的なロードマップ、必要な体制図やスキルセット、コストを算出する時のポイントなどをお伝えし、ご説明した構想と実行計画のフレームワークに関しては、後日来場者の皆様にお配りいたしました。
4. 懇親会
懇親会ではnomade kitchenのケータリングをご用意。
PAAMのメンバーも加わり、ご参加者の皆様と現在のデータ活用における課題感やセミナーに関するご質問等をざっくばらんにお話させていただきました。
最初は緊張も見えましたが、徐々に和やかな雰囲気となり、最後はご参加者同士でも交流しあい、笑い声が聞こえる和気あいあいとした会となりました。
5. ご参加いただいた皆様の声
セミナー後のアンケートでは、ご自身の課題と合致していたとお答えしたすべての方が、「セミナーの内容が役に立ちそう」とお答えいただきました。
その他、ご参加いただいた皆様の声の声を以下にご紹介します。
- すでにデータ活用の各ポイント(CDP,2nd,3rdなど)の検討を進めているので参考になりました
- 大量のデータの活かし方のヒントになりました
- 実例の説明が細かく、イメージが鮮明化しました
- 活用フローはわかりやすかったです
今後も皆様のお役に立つセミナーの開催を定期的に行ってまいります。
次回開催については2019年11月頃を予定しております。
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